1976 西海岸ロックをリードするドゥービーズが初来日
1976年(昭和51年)は、ロッキード事件と田中角栄前首相の逮捕といったビッグ・ニュースが政界に衝撃を与えた年。この一連の騒動から「記憶にございません」、「ピーナッツ」、「灰色高官」、「フィクサー」などが流行語化している。1月には郵便料金が改定され、封書が50円、葉書が20円に。また、国鉄(現JR)の最低料金は60円だった。
映画界では、大島渚監督の『愛のコリーダ』が国際的に高い評価を獲得している。全米1位を獲得した曲は、ポール・サイモンの「恋人と別れる50の方法」、シカゴの「愛ある別れ」、ダイアナ・ロスの「マホガニーのテーマ」など。
ロンドンから登場したセックス・ピストルズがパンクの嵐を巻き起こしたのは、この年のことである。
- 1月
THE DOOBIE BROTHERS
イーグルスと並んで70年代の西海岸ロックをリードしていたドゥービーズが初来日。 前年に参加したマイケル・マクドナルドを大きくフィーチュアし、新しい方向性を示した。- 2月
SANTANA
日本録音のライヴ盤『ロータスの伝説』が世界発売された直後の来日だった。- 3月
NANCY WILSON
ますます円熟昧が増したナンシー・ウィルソンが、74年以来の来日公演を行う。- 4月
BLOOD, SWEAT & TEARS
「スピニンク・ホイール」の大ヒットで知られるブラス・ロック・バンド、B,S&Tが来日。一時期脱退していたデヴィッド・クレイトン・トーマス(Vo)が復帰して、結成当初の力強いサウンドが戻った。- 5月
SUPERTRAMP
スーパートランプは『ブレックファースト・イン・アメリカ』でブレイクする前の、人気先取りの来日。皮肉に満ちた歌詞を見事なアンサンブルを持ったサウンドにのせて、ステージで再現した。- 6月
SUZI QUATRO
第1部:パンタ(PANTA)
陶酔のロックン・ロール・クイーン、3度目の来日。第1部には元頭脳答察のパンタが登場。- 7月
AMERICA
「名前のない馬」があまりに有名なアメリカ。アメリカ建国200年となる年に自国の名をクループ名とした3人が初来日を果たした。- 8月
SWEET
「フォックス・オン・ザ・ラン」「アクション」の2大ヒット曲を引っさげて、スイートが来日。ティーンズ・ファンを魅了するだけでなく、骨太なロック魂を見せる。- 10月
WISHBONE ASH
前年に続き、ウィッシュボーン・アッシュが来日。ツイン・リード・ギターが再びうなった。
BACHMAN TURNER OVERDRIVE
元ゲス・フーのメンバーだったランディ・バックマンのギターとヴォーカルを中心に、一直線に押しまくる重いサウンドが迫力満点だった。- 11月
STATUS QUO
63年結成以来、13年間メンバー・チェンジすることなく精力的にライヴを展開しているベテラン・ハード・ブギ・バンドが前年に続き、2度目の来日。- 12月
TODD RUNDGREN'S UTOPIA
マルチ・アーテイスト、トッド・ラングレン。ソロ活動と平行して行ってきたユトピアとして来日を果たす。
BLACKMORE'S RAINBOW
第1部:安全バンド
ディープ・パープルを脱退したリッチー・ブラックモアが結成したブラックモアズ・レインボーの記念すべき初来日。ステージに取り付けられた虹の大アーチが印象的だった。











